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某競馬サイトの幹部が、毎週の出来事をお送りするブログ。馬券に直結する話もあり必見!!
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 去る10月7日、85年のBCマイルの覇者で、数々の活躍馬を輩出したコジーン(28歳)が、繋養先の米・ケンタッキー州ゲインズウェイFで安楽死の処置が取られた。同馬の活躍馬としては、世界的にはアルファベットスープ(BCクラシック)、ティッカネン(BCターフ)、スターオブコジーン(アーリントンミリオン)など。日本ではオークスを制したローブデコルテ、安田記念、朝日杯3歳Sを制したアドマイヤコジーンか。個人的な意見で申し訳ないが、私自身はエイシンバーリンだと思っている。GI勝ち鞍こそないが、97年のシルクロードSで1分6秒9という驚愕のレコードを記録。「コジーン産駒は芝の中距離」という印象があったが、この馬の持つ底知れぬスピードに血統を凌駕したものを感じてしまった。母となってこれと言った活躍馬が送り出せていないが、今年デビュー予定の父エイシンワシトンとの牡馬には、ちょっとだけ期待している。快速馬同士の夢の配合、父母同様に逃げ馬であって欲しい…。

 13日には、93年のアーバンシー以来15年ぶりに牝馬で凱旋門賞を制したザルカヴァの引退が決定した。来春から繁殖入りし、初年度の交配相手にはダラカニ(父ダルシャーン、半兄にデイラミ)が候補に挙がっているとか。このザルカヴァの父ザミンダーはゴーンウエストの直仔で、全兄に93年の英2000ギニーなどGI4勝のザフォニックがいる血統。現役時代は7戦2勝で、重賞はカブール賞(GIII)の1勝のみ。この程度の成績で種牡馬入りし、歴史的な名牝を送り出したのは本当に凄い。

 また同じく13日には、今年のKダービー、プリークネスSの米2冠を制したビッグブラウンの引退が決定した。日本のカジノドライヴも出走を予定しているBCクラシックに向け調整されていたが右前脚を負傷、全治には2~3カ月と診断されたため関係者は「引退」を選択。51億円とも言われるシンジケートが組まれるとか。ただ、この馬は種牡馬としてどうかなのか?父バウンダリー、母の父ヌレエフの配合で、ノーザンダンサーの3×3、ダマスカスの4×3を持つように血が濃く、配合に恵まれないような気がする…。まあ、米には雑草のような血統馬もおり、そう心配することでもないか…。

 と、本日は世界の競馬で起きた出来事をピックアップしてみた。

 日本での話題と言えば、今週末に行われる秋華賞。

 2歳女王決定戦の阪神JFは、1着トールポピー、2着レーヴダムール、3着エイムアットビップ、桜花賞は1着レジネッタ、2着エフティマイア、3着ソーマジック、オークスが1着トールポピー、2着エフティマイア、3着レジネッタ。前哨戦のローズSでは、1着マイネレーツェル、2着ムードインディゴ、3着レジネッタ。オークス馬のトールポピーは後方から差を詰めるも6着まで。


 春の成績や、前哨戦を見ても分かるように、今年の3歳牝馬は確固たる軸馬が不在で混戦模様。ペースや展開次第で、勝ち馬がコロコロ変わるのは間違いない。あくまで私個人の見解なのだが、秋華賞で一番信頼できそうなのはトールポピーあたりか。休み明け2戦目の上積みもあり、前哨戦で見せた脚は、やはりGI馬としてのものがあった。扱いが難しいのが桜花賞馬のレジネッタ。使いつつ調子を上げる馬と、関係者も言っているが、この秋華賞が休み明け3戦目。この点がどうでるか。前哨戦を勝ったマイネレーツェルは、展開ハマれば怖い存在。ただ、小柄な牝馬で道中でモマれてしまうと…。その他で、注目を集めているのがポルトフィーノ。桜花賞が左寛ハ行で出走取り消し、オークスは右第1指骨剥離骨折でリタイア。夏場は牧場でじっくり乗り込まれ、状態自体は悪くなさそう。ただ、骨折明け、しかもテンションが上がりやすい馬。信頼は置きづらい。

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