衝撃が走った…緒形拳の死去…。

8年ほど前から肝炎を患い、5年前に肝がんに移行。10月4日の夕方に体調が悪化して緊急入院。その後、肝がんによる肝臓破裂で出血。翌5日に手術を施したが、深夜に家族に見守られ静かに息を引き取ったという。昭和を飾った名優の訃報に、思わずテレビを食い入るように見てしまった…。

緒形拳（本当はおがた・こぶしと読むようです）は、2000年JRAのCMに松嶋菜々子と起用されている。この時のキャッチフレーズは「私を楽しむ。それが競馬」で、挿入歌には小田和正の「風の街」が流れていた。雰囲気のあるいいCMだったな…とつい懐かしく思ってしまう。それに比べて、今のCMは…。

近年、緒形拳がテレビ出演している様子を見るたびに、やつれたな…という感じがしていた。これは「年のせいか？」と思っていたのだが、この訃報を聞けば、それも十分頷ける。最後まで役者魂を捨てずに仕事に打ち込んだ姿勢には頭が下る。ご冥福をお祈り申し上げます。

さて、話はガラリと変わるが、先週末は競馬場に足を運び関係者と談笑。この談笑の中にもいろいろと馬券になる話はある。一言一句聞き漏らすことのないよう、毎度のことながら気をつけている。

今回は面白い光景を目にしたので、そのひとコマを…。<br><br>
阪神10RのシリウスS。勝ったのは6番人気のマイネルアワグラス。前走のオークランドRCTでは2番人気で9着と敗れたが、このシリウスSでは直線で豪快に追い込んで重賞初Vを決めた。これにはモニター観戦していたマイネルの関係者も大興奮。ほどなく2階から降りてきたテキ（稲葉師）。

ゴール前のスロー再生を確認して「勝っただろ？」と確認。勝利確定後は、超ご機嫌。

テキ「俺が現地に行かない方が勝つんだよね（笑）。これってOP特別だっけ？」

マイネル関係者「いやいや重賞ですよ、GIII（笑）」

テキ「そうか、そりゃ儲けたな（笑）。久しぶりに重賞勝ったな!!弥生賞以来か!?」

マイネル関係者「周りの人が聞いたら怒りますよ（笑）」

テキ「これで毎日王冠、菊花賞って勝っちゃったらどうするんだ!?」

マイネル関係者「周りの人が聞いたら怒りますよ（笑）」

テキ「おう、吉田稔君によろしく言っといて。俺、会ったことねぇんだけど（笑）」

…と、まあこんな感じ。適当なテキが何とも言えません…。

毎日王冠ではドリームパスポート、菊花賞ではマイネルチャールズ。テキが現地入りしれなければ、狙ってみたい気もします。

さて、今週から東京、そして京都開催。来週には秋華賞、そして菊花賞などGIが控えている。この時期はいつもそうだが、ワクワクしてならない。今年も熱い戦いが繰り広げられそうだ。